おすすめ鉄分サプリ

鉄分不足で起こり得る病気は?妊娠出産と鉄分の関係

鉄は、酸素や栄養を全身に送る血液の中のヘモグロビンとなり、その働きを助けています。
また、酵素の一部としてエネルギーを作り出したり代謝に関係したりもしています。
その鉄が不足するとどのような症状が現れるのでしょうか。

 

鉄不足による貧血

鉄が不足した時の代表的な病気が鉄欠乏性貧血です。
これは鉄が不足することで十分にヘモグロビンを生成できず、体への酸素の運搬量が十分でなくなるために起こります。
症状は多岐にわたり、めまいや立ちくらみ、動悸・息切れ、疲れやすい、顔色が悪い、爪が上向きに反りかえるといったものがあります。
貧血の7割がこの鉄欠乏性貧血ですが、他の原因で貧血になることもあります。
そういった場合には鉄を摂取しても無意味だったり逆効果だったりすることがあるので、血液検査を行って原因をはっきりさせた方がいいでしょう。
軽度の場合は鉄の摂取で治りますが、生命に危険を及ぼすほど重篤な場合は、輸血を行うこともあります。

 

鉄不足によるうつ病

うつ病という病気はもうすっかり市民権を得ました。
心の風邪とも言われるうつ病ですが、その原因にはさまざまなものがあります。
意外に思うかもしれませんが鉄不足もその原因の一つなのです。
人の心をつかさどる脳の神経伝達物質の生成にはさまざまな物質が必要となります。
ノルアドレナリンやメラトニンといった言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。
これらを作る際には鉄が必要になるのです。
しかし、鉄不足だとこれらが十分に作られないため心の不調を起こすことがあるのです。

 

不妊も鉄分不足のせい?

鉄分が不足すると、子宮を妊娠しやすい状態にもっていったり妊娠を維持させたりする働きのある黄体ホルモンの分泌が低下します。
そのために妊娠できなくなったり、流産をしてしまったりすることもあります。
鉄不足が原因で生理不順になる人もいますし、産婦人科でも不妊の相談に来られた人には、まず鉄欠乏がないかチェックするそうです。

 

妊娠出産と鉄分の関係

妊娠中や出産後には鉄分が必要!という話はよく聞きますが、その理由はなんとなくしか知らない、なんて人も多いのではないでしょうか。
また、鉄分は取り方などにも工夫や注意が必要なものです。
特に栄養素については気にしたい妊娠中や出産後。
そんな時期に鉄分と上手に付き合う方法を詳しくまとめてみました。

 

妊娠中

妊婦

妊娠をするとなんと3〜4割の人が貧血に陥るのだそう。
妊娠をして初めて「あ、これって貧血?」と感じる方も多いようです。
妊娠をして起こる貧血はほとんどの場合「鉄欠乏性貧血」と呼ばれるもので、これは名の通り体の中の鉄分が不足して起こるもの。
そもそも鉄分というのは、全身に酸素を運ぶ役目を行う血液中の赤血球の中にあるヘモグロビンの主成分です。
体内には通常3〜4gの鉄分が常に蓄えられていているのですが、その6〜7割がヘモグロビンに取り込まれます。
で、妊娠をするとおなかの赤ちゃんへ優先的に鉄分が回されるようになります。
これから体を作っていく赤ちゃん。
酸素をたっぷり運ばなければならないので赤ちゃんにとって鉄分は必要不可欠なのです。
赤ちゃんに鉄分が取られた分、当然お母さんの鉄分は欠乏していきます。
そして貧血へとなっていくわけです。

 

では、一日にどれくらいの鉄分を補給すればいいのかという話ですが、妊娠中に必要な鉄分の摂取量は普通の女性の12rに比べ、なんと1.7倍の20mg
ただでさえ最近の成人女性の約6割は潜在的な鉄不足といわれている中で、1日20rを摂るのは結構大変ですね。加えて鉄分というのは吸収率が他の栄養素に比べてあまりよくありません。
レバーなどの動物性たんぱく質に含まれているヘム鉄と呼ばれる鉄分の吸収率が大体23%。
緑黄色野菜や海藻類に含まれている非ヘム鉄といわれる鉄分に至っては吸収率は5%なのです。
これではいくら鉄分の多い食事をしっかりとっても到底間に合いそうにありませんね。
そこで、妊娠中のママが効率よく鉄分を摂るために気を付けておきたいことをまとめました。

 

鉄分の吸収率を上げるビタミンCやたんぱく質を一緒に摂る

カラダに吸収されにくい鉄分は、ビタミンCやたんぱく質と一緒に食べるとその吸収率が上がります。
なので鉄分が不足するからと鉄分が多いものばかりをやみくもに食べるのではなく、ビタミンCやたんぱく質と一緒に摂るようにしましょう。
サプリで鉄分を補う際もオレンジジュースや豆乳と一緒に飲むのがいいですね。

 

造血作用のあるビタミンC12や葉酸もしっかりとる

ビタミンB12と葉酸は健康な血液を作るうえで欠かせない存在。
また、鉄分の吸収率もあげてくれる貧血にはうれしい栄養素なのです。
特に葉酸は最近厚生労働省でも妊娠中にしっかりとっておきたい栄養素として認められています。
ビタミンB12は牡蠣やレバーなどに、葉酸は緑黄色野菜などにたくさん含まれています。

 

タンニンを含むものを摂りすぎない

お茶やコーヒーなどには鉄分の吸収を阻害するタンニンというものが含まれています。
これらの摂りすぎはせっかく摂った鉄分の吸収を阻害してしまう可能性が。
鉄分サプリを飲むときはお茶でのまずにビタミンCの入ったオレンジジュースなどで飲むのがおすすめです。

 

出産後

出産後

赤ちゃんが生まれたからこれで貧血からも解散!というわけではありません。
実は産後のママも貧血が起こりやすいのです。
その理由は4つ。

 

出産による大量の出血

出産するときに出血が伴います。
当然出血があると体内の血液が少なくなるため、鉄分不足による貧血が起こりやすくなります。

 

出産時の体力回復

出産にはたくさんの体力を消費します。
その疲れ切った体を元に戻そうと体がフル稼働します。
そのため、体に酸素を運ぶために大量の鉄分が必要となり、鉄分不足になるのです。

 

母乳は血液でてきているから

赤ちゃんの栄養素となる母乳は血液から作られます。
なので必然的にママの血液量は減ってしまい、鉄分は不足します。
加えて赤ちゃんへ優先的に鉄分を回そうとしてママのカラダからどんどん鉄分を奪っていきます。
これが貧血の原因になります。

 

子育て中の生活習慣

子育てに時間が取られるため、からだが疲れて食欲が出ない、栄養が偏ってしまう、なんてことも鉄分不足を引き起こします。
加えて生まれたばかりの赤ちゃんは消化機能が未発達なため、少量の母乳を飲んですぐにおむつを濡らす、の繰り返し。
当然ママは睡眠不足に陥り疲労がたまります。
カラダは疲労を回復しようと鉄分を大量消費。
これで鉄分不足です。

 

産後の鉄分不足はママにとっては深刻な倦怠感や無力感、また肌荒れや抜け毛を引き起こします。
もっとひどい場合は、免疫力の低下から様々な病気を併発してしまうかも。
それに、赤ちゃんだって十分な栄養がいきわたった母乳がもらえないわけですから、赤ちゃんの栄養不全や免疫力低下も引き起こしてしまうのです。
そんなママにとっても赤ちゃんにとっても絶対避けたい鉄分不足。
解消するには次の方法を試してみてください。

 

鉄分の補給はマメに行う

サプリ

鉄分の補給は、レバーや肉類に含まれているヘム鉄が吸収力もよくていいのですが、疲れ切って体調の悪いときになかなかお肉やレバーを積極的に食べよう!という気にはならないですよね。
そういう時は躊躇せずにサプリに頼るのも一つの手。
赤ちゃんへの影響が気になる時は、ママ用の鉄分補給サプリもあるので、そういったものだと安心して飲むことができます。

 

とにかくしんどいときは休む

寝る

カラダの中に取り込んだ栄養素をしっかりいきわたらせるには十分な休息が必要です。
「しんどい」と感じるのはカラダが休みたがっているサイン。
そのサインに逆らうことなく、十分な休息をとることで体も心も健康にしてあげることが大切です。

 

お医者さんに相談してみよう

診察

単なるだるい、やしんどいだけでお医者さんに相談なんてと躊躇せずに疲れがなかなか取れないときは、無理せずにお医者さんに相談しましょう。
場合によっては、鉄剤などを処方してくれるので、今までのしんどさが嘘のように楽になることもありますよ